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食を慎む【水野南北】節食開運説とは?

飲食を節することが開運に繋がる…そんなバカなことが!と思いますよね。

でも、それが本当だとしたら?

今日は、江戸時代の観相家、水野南北が唱えた「節食開運説」について書いていきたいと思います。

水野南北は、江戸時代の人物で、「日本一の観相家」「万に一つの誤りなし」と言われた観相学の大家です。

観相学…人の顔立ち、表情などから、性格や気質、才能を判定しようとする学問。

水野南北とは?

小さい頃から悪いことばかりしていた南北は、18歳の頃に悪事を働き牢屋に入れられてしまいます。

そこで、一般人と罪人とで顔つきが違うことに気が付きます。

ここから、南北は観相学に興味を持つようになるのです。

出牢後、観相家に見てもらった南北は、人相が悪く、死相が出ていると告げられます。

その災いから逃れようと禅寺へ行き出家を願い出ますが、あまりの人相の悪さに「1年間、麦と大豆だけの食事を続けることができたら弟子にしてやる」と門前払いされてしまいます。

必死な南北は、言われたとおり1年間麦と大豆だけの食生活を続け、1年後にまた観相家に見てもらったところ、凶相がすっかり消えていたのです。

この経験から、南北は観相学を本格的に学ぼうと独学で研究をはじめます。

3年間、散髪屋で働き、頭の相を研究します。

その後、3年間風呂屋の三助をして、裸体を観察します。

次の3年間は火葬場の隠亡(おんぼう)をして死者のコツ相、死因が分かる死体を観察します。

ときには、遺体を自ら解剖し、腸の様子を観察しました。

さらに、神道、仏教、儒教史書、易を網羅し、さまざまな角度から南北相法を完成させました。

節食開運説とは?

節食開運説は、水野南北が唱えた開運方法で、「食が運命を左右している」というもの。

飲食によって人の運命が変わる…そんなことあるわけないと思いますよね。

南北は、「食は命なり!人の命運は総て食にあり」と言い切っています。

自身の経験から、どんな凶相の持ち主でも食を慎むことで運勢がよくなると説いたのです。

逆に、どんなに吉相でも美食、大食、食べる時間が不規則な人は晩年は凶、苦労をしたり、物事が調いにくいということです。

小さいことなら1年、大きなことなら10年で叶う!?

南北の言うとおり、食を慎むことを続け、小さい願い事なら1年、大きな願い事なら10年ほどで叶うと言われています。

もちろん、願っているだけで何もしなければ叶うはずもありませんが、物事がうまくいきはじめるのかもしれませんね。

 

南北は、酒も肉も少しならOKとしています。ただ、量を控えめにすることが基本です。

少食で運が開けるのはなぜ?

食を慎むことで運が開けるとはどういうことなのでしょうか?

 

それは天禄が関係しています。

天禄は、「点が与えてくれた幸い」のこと。天の恩恵ということです。

天から与えられたもので最も価値のあるものは「生命」です。

生命は食が養ってくれる、つまり天禄=食という考えが生まれます。

人は、一生のうちに食べる分が決まっている、その記録のことを天禄というのだそうです。

日常的に美食、大食いだと天禄を人よりも多く消費することになり、使い切ると天に借金をすることになります。

南北は、「人は催促をすれども天は乞わずして取り立てたまう」と言っており、借金の取り立てとして健康・寿命・財産などから持って行くということです。

さらに、足りなければ子孫の健康・寿命・財産までをも奪うというのです。

日ごろから節食しておけば、天禄を節約することになり、余った分は財産、健康、寿命だけでなく子宝、出世など良いことに形を変えて天から戻るといわれています。

思い立ったが吉日!始めてみよう

水野南北は、節食開運説を唱えただけでなく、自身も生涯それを実践しました。

米や餅は口にせず、麦を1日に1.5合、野菜類を常食していました。

好物の酒も1日1合とし、水で割って2合にして飲んでいたと言います。

現代の食事でいえば、玄米や雑穀米を半膳(半膳は神様にお供えするという考え)、野菜類(菜っ葉のお浸しなどの類はいくらでも食べていいそうです)、みそ汁の1汁1菜が基本。小魚などをプラスするといいでしょう。

節食開運説を試し、本当に開運するのかチャレンジしてみたいと思います!